「めぐりの悪さ」が冷えの原因？！貧血・低血圧・糖尿病・頻尿・精力減退！
血液の流れが悪い？
めぐりが悪いタイプの冷え性の原因
「めぐりの悪さ」が冷えの原因？
冷えは、体の熱が冷えている部分に届かない、血液の流れが悪くなっているということ。
血液の流れが悪くなる→体の水分の流れが悪くなる→むくみを生じる→水分が届かないところは乾燥する→さらにめぐりが悪くなる。
めぐりが悪い原因は、大きくふたつに分けられます。
貧血気味のタイプ
熱を運ぶための血液が少ないタイプです。
顔色が悪く、皮膚がかさついていたり、髪の毛が薄く、めまいや立ちくらみ、貧血症状を起こしやすいタイプの冷え性です。
全身の冷えよりも、手足など末梢の冷えが目立つのが特徴です。
婦人科系の疾患、循環器系の疾患、出血、慢性疾患などがない場合は、栄養バランスの悪さ、ダイエットなどが考えられます。
めぐりの障害物が多いタイプ
水分や栄養のとりすぎで、体に余分なものが蓄えられ、それが熱の流れを邪魔しているタイプです。
皮下脂肪が多いと、体の表面から冷やされるので冷え性につながるだけでなく、夏の熱い時期には熱を逃がしにくいため暑がりになります。
太ったぽっちゃり体系で、夏は暑がり、冬は寒がりという人です。
空腹感と関係なく食事をしたり、運動量よりも食事量が多い、カロリー過多、習慣で水分を多量に飲む、このタイプは、体に余分なものを蓄積しがちですので要注意。
低血圧
低血圧とは、心臓が血液を送りだす力が弱いこと。低血圧の方の多くが「冷え」を感じていますが、血圧が低ければ低いほど温かい動脈血が末梢血管へ流れにくくなり、冷たい静脈血も心臓へ戻りにくくなりますので、静脈の鬱血が起こり、冷えを生じ易くなります。低血圧の方は、それで身体の不調を抱えやすいので、早めに「冷え」対策をするべきです。
貧血・血虚
貧血は血液中の赤血球が減少している状態です。赤血球は酸素を体中に運搬するのですが、貧血で酸欠状態になりますと、身体の機能が低下して、「冷え性」になります。さらに、冷えて血行が悪くなると、赤血球が上手く運ばれないために酸欠状態になり、身体の機能がさらに低下ということになります。
糖尿病
糖尿病は糖の代謝異常で、血液中に糖が溢れている病気です。
原因は
１．炭水化物の多い食事
２．運動不足で糖が燃焼しきれてない
３．ストレスがあると交感神経が緊張して、コルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリンなどのストレスホルモンが分泌されます。これがインスリンの働きを弱めて血糖値を上昇させます。
ストレス解消のため、過食やアルコールの飲み過ぎなどのために血糖値が上がります。
糖尿病と冷えは密接な関係があり、血糖値が高い状態は、血液中に糖が溢れていて血液がドロドロしている状態ですので、毛細血管まで血液が流れにくくなります。糖の燃焼も悪いために身体は冷えてきます。
頻尿
頻尿の原因
過活動膀胱、残尿、多尿、尿路感染・炎症、腫瘍、心因性によるもの。
過活動膀胱とは、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮するために、急に尿意をもよおし、トイレに何回も行くようになることです。
加齢による頻尿
年齢と共に腎臓が機能低下、血液をろ過する量が低下、腎臓の糸球体が硬くなることで、機能が低下して頻尿となります。中高年以降の方に多くみられます。
夜間の頻尿
尿は日中多く作られますが、腎機能が低下すると、夜間の尿が増えてきます。足にむくみのある人も、夜間の尿が増えてきます。
精力減退
老化とともに男性ホルモンの分泌が低下すると、精力減退となります。ストレス、慢性疾患や体力低下も原因になります。これらは「冷え」と密接に関わっています。
